めまいと肩こりが一緒にあるとき|首や肩の「がんばり」をどう見るか

不調の見方

めまいがある方のなかには、

・首や肩もずっとこっている

・頭が重く、すっきりしない

・ふらつくと、身体全体に力が入る

・めまいが落ち着いても、肩の緊張だけが残る

と感じる方がいます。

こうしたとき、

「肩がこっているから、めまいが起きているのかな」

「肩をほぐせば、めまいも楽になるのかな」

と考えることがあるかもしれません。

もちろん、首や肩の状態が身体感覚に関係する場合はあります。

ただ、めまいと肩こりが同時にあるからといって、どちらか一方がもう一方の原因だと、すぐに決められるわけではありません。

大切なのは、肩の硬さだけを見るのではなく、

「めまいを感じるとき、首や肩にどのような力が入っているか」

を振り返ることです。

めまいがあると、首や肩に力が入る方がいます

ふらつきや不安定さを感じる場面で、

・頭をなるべく動かさないようにする

・視線を一点に保とうとする

・肩が上がる

・身体全体を固める

と話す方がいます。

これは必ずしも、意識して行っているものではありません。

転ばないようにしたり、周囲が揺れて感じられないようにしたりするなかで、いつの間にか首や肩に力が入っている方もいます。

同じ姿勢や緊張が続いたあとに、首肩の重さや疲れを感じる方もいます。

ただし、

「めまいがあるから、必ず肩こりになる」

という意味ではありません。

肩こりには、作業姿勢、睡眠、疲労、身体活動など、さまざまな要因が関わります。

そのうえで、めまいを感じる場面と首肩の緊張が重なっていないかを見ることが、状態を整理する一つの手がかりになります。

バランスは、耳だけで保っているわけではありません

身体のバランスは、内耳の前庭情報だけでなく、視覚や身体からの感覚も組み合わせながら保たれています。[P0001][P0007]

立っているときや歩いているときには、

・周囲がどのように見えているか

・頭や身体がどちらへ動いているか

・足元でどのように身体を支えているか

といった複数の情報が使われています。

この詳しい仕組みは、専門記事である、

めまいのあとに首や肩がこるのはなぜか|前庭代償と首の感覚から考える

で整理しています。

この記事では、仕組みそのものよりも、

「自分がどの場面で身体を固めているか」

を見つけることを中心に考えます。

「いつ首や肩に力が入るか」を振り返る

めまいと肩こりが一緒にあるときは、次のように場面を分けてみると整理しやすくなります。

・立ち上がったとき

・歩いているとき

・頭を動かしたとき

・人混みや広い場所にいるとき

・パソコンやスマートフォンを見たあと

・めまいが落ち着いたあと

たとえば、

ふらつく

頭を動かさないようにする

肩が上がる

首肩の重さが残る

という流れが繰り返されているなら、肩こりだけを切り離して考えるよりも、めまいを感じたときの身体の反応として見た方が整理しやすいことがあります。

一方で、めまいとは関係なく一日中肩がつらい場合や、作業後だけ強くなる場合は、別の要因も含めて考える必要があります。

画面作業でつらくなる場合

めまいのある方のなかには、

・パソコンを見ていると頭が重くなる

・画面に集中すると身体が固まる

・作業後にふらつきと肩こりが強くなる

と感じる方もいます。

この場合には、肩だけでなく、

・画面を見続ける時間

・視線を動かす頻度

・頭を固定していないか

・作業中に呼吸を止めていないか

などを振り返ると、負担のかかり方が見えやすくなることがあります。

画面作業とふらつきの関係については、

パソコン作業でふらつきや頭のもや感が強くなる理由

で詳しく整理しています。

肩こりを「悪いもの」と決めつけない

首や肩に力が入っていると、

「力を抜かなければ」

「もっと柔らかくしなければ」

と思うかもしれません。

Yejiでは、その緊張を、身体が不安定さに対応しようとしているときの「がんばり」として整理することがあります。

そのため、無理に力を抜こうとするよりも、

・どの場面で力が入るのか

・めまいが落ち着くと緩むのか

・頭や視線を固定していないか

・同じ姿勢が長く続いていないか

を確認する方が、身体の状態を理解しやすいことがあります。

肩こりを悪者にするのではなく、

「身体は何をしようとして、この力を使っているのか」

と考えてみる視点です。

Yejiが大切にしていること

Yeji浦和では、めまいと肩こりが一緒にあるときも、首肩の硬さだけで状態を判断しません。

・めまいが出る場面

・頭や視線の動かし方

・立ち方や歩き方

・画面作業との関係

・症状が現れる順番

を確認しながら、身体がどのように安定を保とうとしているかを整理します。

すべてを一つの原因で説明することが目的ではありません。

肩こり、ふらつき、視覚のつらさなどを個別に切り離すだけでなく、それぞれがどのような場面で重なっているかを見ることを大切にしています。

まとめ

めまいがあるときに、首や肩へ力が入る方がいます。

ただし、めまいが肩こりを起こしている、あるいは肩こりがめまいを起こしていると、単純に決められるわけではありません。

まずは、

・いつ首肩に力が入るか

・頭や視線を固定していないか

・画面作業と関係しているか

・めまいが落ち着いたあとも続くか

を振り返ってみてください。

めまいに関する記事全体から、自分の状態に近いテーマを探す場合は、

めまい・ふらつきの記事案内

も参考にしてください。

※急に起きた強いめまい、激しい頭痛、手足のしびれや動かしにくさ、ろれつの回りにくさ、意識状態の変化などがある場合は、施術院ではなく医療機関へご相談ください。

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