肩こりは多くの人が経験する身近な不調です。
最新の国民生活基礎調査によると、肩こりは男性で第2位、女性では第1位の自覚症状に挙げられています。
長時間のデスクワークやスマホの操作、冷えや運動不足などで筋肉が硬くなり血流が悪くなる、慢性的なストレスが体の症状として現れる──こうした「よくある肩こり」については、セルフケアで改善できることも少なくありません。
👉 普段の肩こりへの対策は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
しかし、中には「ただの肩こり」と思って放置してはいけないケースもあります。
以下のようなサインがある場合は注意が必要です。
危険な肩こりのサイン
代表例:肩こり+強い頭痛・吐き気・めまい
Mさん(仮名・38歳)。歯科衛生士として10年以上働いています。
仕事柄、同じ姿勢で首を前に傾けたりひねったりすることが多く、若いころから肩こりは日常の一部になっていました。
「職業病だから仕方ない」と思い込み、整体や湿布でしのいでいたのです。
数か月前から、肩こりに加えて「ズキズキする後頭部の頭痛」が出るようになりました。
市販薬で一時的にごまかせても、仕事の後にはふらつきや吐き気で休み込むことも増えてきました。
ある朝は、軽いストレッチで首を後ろに倒した瞬間に激しい頭痛に襲われ、めまいで動けなくなりました。
受診の結果、診断は 椎骨動脈解離。
慢性的な肩こりで筋肉のバランスが崩れた状態で、頸椎の回旋や伸展を日常的に行っていたことが、首の特定の箇所に機械的ストレスを積み重ね、その結果として血管の壁に亀裂が入ってしまったのです。
「肩こりだと思って放っておいたら、まさか血管の病気だったなんて……」
Mさんは振り返ります。
この症例は、「肩こり+頭痛やめまい」を軽視してはいけないことを教えてくれる典型例です。
なお、椎骨動脈解離は一般的には 40〜50代男性に多いとされますが、Mさんのように30代女性にも起こり得ることが知られています。
発症には、高血圧や片頭痛の既往、頸椎に繰り返しかかる回旋・伸展ストレスといった因子が関与することも報告されており、幅広い年齢層で注意が必要な病気です。
その他にも注意したいサイン
- しびれや力の入りにくさを伴う
「ボタンがかけづらい」「箸が持ちにくい」といった手先の不器用さは、頸椎症や椎間板の異常による神経圧迫の可能性があります。 - 発熱や腫れを伴う
首や肩が赤く腫れて熱をもつ場合には、蜂窩織炎など感染や炎症の可能性があります。
市販薬やマッサージでは逆効果になることも。 - 急に強い痛みが出た
「これまでにない激しい痛み」が突然あらわれたら、血管や神経に関わる重大なトラブルを疑いましょう。
こうしたケースは自己判断せず、ためらわずに医療機関を受診することが大切です。
まとめ
肩こりは「よくあるもの」と軽く見られがちですが、危険なサインを見逃すと大きな病気につながることもあります。
「いつもと違う」「なかなか良くならない」と感じたら、早めに医療機関で相談してみてください。
そして、生活習慣や体の使い方が関わっている場合には、冷え性と肩こりの関係 のように背景を整えることも大切です。
Yeji浦和では、鍼灸や手技を通じて首肩の緊張を整え、自律神経のバランスを回復するサポートをしています。
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