食いしばりは「口の問題」ではない ― 全身の緊張から考える“切り替え”の視点

不調の見方

食いしばりや噛みしめといった症状は、
Yeji浦和にいらっしゃる方の多くが訴えます。

「朝から顎がだるい」「無意識に歯が触れている」
といったご相談も少なくありません。

そのこと自体を、
悪いもの、治すべきもの、
と単純に考えるよりも、
いま身体で何が起こっているのか、
という視点で見つめてみることが大切だと考えています。

私自身も、
「歯と歯が、いつも触れていますね」
と、以前歯科で言われたことがあります。
当時は、仕事や環境が大きく変化している時期でした。


食いしばりの本質は何でしょうか?

食いしばりは、顎の問題というよりも、
全身の緊張が「常時化」している状態です。

身体は本来、緊張することも、ゆるむこともできます。
重いものを持つとき、強く集中するとき、噛みしめは自然な反応です。

問題になるのは、それ自体ではなく、
緊張と弛緩の往復が小さくなっているときです。

必要な場面が終わっても力が抜けない。
何もしていないのに歯が触れている。
朝から顎が疲れている。

それは異常というより、
身体がいまの環境に適応し続けた結果、
緊張が抜けにくくなっているサインかもしれません。


顎だけをゆるめても変わらない理由

顎は単独で緊張しているわけではありません。

首や肩の位置、
呼吸のパターン、
胸郭の動き。

こうした全身の状態と連動しています。
食いしばりは「口の問題」というより、
身体全体の緊張の分布として現れているのです。


「なくす」より「戻れる身体」へ

私自身、今でも噛みしめることはあります。
しかしながら、それ自体を問題とは考えていません。

必要なときに働き、
必要でないときに抜ける。

その切り替えができれば十分です。

もし顎の違和感や緊張が続いているなら、
顎だけでなく、
呼吸や姿勢を含めた全身のバランス
を見直すことが役立つかもしれません。

複数の不調を全身から整理するという考え方については、
不調がいくつも重なっているとき、私がまず確認すること」でも触れています。

Yeji浦和では、
症状そのものを抑えるのではなく、
緊張と弛緩の往復が取り戻せる身体づくりを大切にしています。

食いしばりや顎の緊張が続いている方へ。
初回は90分の時間を確保し、全身の状態を整理しています。



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書き手

Kayama Yohei
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/医学博士

複数の診療科にまたがる不調でも、
まずは身体の状態を丁寧に確認することを大切にしています。

診断を変えることはできませんが、
体をラクにすることはできます。

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*本記事は一般的な身体の状態についての考え方を紹介するものであり、特定の診断や治療を行うものではありません。症状が強い場合や歯科的問題が疑われる場合は、医療機関へご相談ください。

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